だしとお茶の店 潮や、 は、現在準備中です。
鹿児島県の南薩エリアの南九州市頴娃町にある「だしとお茶の店 潮や、」のオンラインショップです。
「だしとお茶の店 潮や、」は、頴娃町の石垣地区にある築100年以上の古民家をリノベーションして2021年4月にオープンしたカフェ&食のセレクトショップです。
「潮や、」では、南薩の特産であるおだし(鰹節)とお茶を中心に、かごしま・南薩・頴娃の”いいもの・こと・ひと”を発信していきたいという想いがあります。
「潮や、」には物語があります。
なぜ私たちがこの場所で、今、お店をしようと思ったのか。。。
少々長くなりますが、「潮や、」をもっと楽しんでいただくために、しばしお話にお付き合いください。
薩摩半島の南、食の宝庫
鹿児島県南九州市。
薩摩半島の南側である南薩と呼ばれるエリアの中心に位置する温暖で風光明媚な土地。
市町村単位では、全国一を誇るお茶とさつま芋の産地であり、両隣の枕崎市と指宿市はこれまた全国一の鰹節の産地という食の宝庫。
そんな土地のほぼ中心の海岸に面した場所に「潮や、」のある頴娃町石垣地区はあります。
土地の記憶
この石垣地区は、江戸時代は薩摩藩でも重要な港として物品や人の出入りが盛んな栄えた地域で昭和30年代までは大変な賑わいだったそうです。
なんと映画館が2軒もあったとか。
そんな石垣地区の中でもひときわ目立つ建物が、「濵崎新造商店」。
人々の生活には欠かせない塩や食品や生活用品などの販売店でした。
昭和40年代まで営業していたそうですが、その後も地域の人々はこの建物を親しみを込めて「塩屋」と呼んでいました。
明治時代の石垣地区
「塩や、」の誕生
それから時が経ち、誰も住むことなくひっそりとした旧濵崎新造商店に明かりが灯ったのが2015年のこと。
地域の有志からなるNPO法人 頴娃おこそ会が、古民家再生にたちあがったのです。
地元大学建築科との連携もあり学生や多くのボランティアの応援ありコミュニティースペース「塩や、」として生まれ変わりました。
コミュニティースペース「塩や、」
オコソコとふたつや、
ゲストハウスふたつや、
そして、「潮や、」へ
2020年新型コロナウィルスの猛威が世界中を駆け巡る中、オコソコの代表蔵元はある決心をします。
「塩や、」をもっと活かして、石垣地区のレセプションにしよう。
いや、石垣地区だけでなく南薩全体のレセプションとして、「ふたつや、」のお客さまだけでなくこの地を訪れるお客さまにおもてなしできる店を創ろう。
そうやって、「だしとお茶の店 潮や、」は誕生しました。
連綿とした歴史を引き継ぎ、「潮や、」の物語はここからはじまります。
あなたもまた、この物語の登場人物として「潮や、」そして「ふたつや、」を訪れてくださることをお待ちしています。